YPGとの対峙関係はいつ崩れるかわからず不安定な状況が続いていた。取材時はカミシュリでの衝突は起きていなかったが、今年1月にはハサカ市でYPGと政府軍が衝突し、緊張が高まっている。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

YPGとの対峙関係はいつ崩れるかわからず不安定な状況が続いていた。取材時はカミシュリでの衝突は起きていなかったが、今年1月にはハサカ市でYPGと政府軍が衝突し、緊張が高まっている。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

カミシュリ中心部から、南部近郊のISの支配地域まで約30キロ(東京から横浜の距離に相当)。連日、ISの遠方射撃で榴弾砲やロケット砲が撃ち込まれ、住宅や商店が並ぶ地区では死傷者があいついでいた。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

カミシュリ中心部から、南部近郊のISの支配地域まで約30キロ(東京から横浜の距離に相当)。連日、ISの遠方射撃で榴弾砲やロケット砲が撃ち込まれ、住宅や商店が並ぶ地区では死傷者があいついでいた。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

砲弾が炸裂した自動車修理工場。ISは、その日に砲撃した際のテレビのニュースなどから着弾地点を計測し、翌日には住民がいる地区にさらに精度を高めて砲弾を撃ち込んでくるという。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

砲弾が炸裂した自動車修理工場。ISは、その日に砲撃した際のテレビのニュースなどから着弾地点を計測し、翌日には住民がいる地区にさらに精度を高めて砲弾を撃ち込んでくるという。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

カミシュリ市内の市場。トルコやイラクの国境に近い交通の要衝だったが、内戦の影響で輸送網は寸断され、物資はほとんど届かなくなった。女性たちに声をかけてみたが、口を開く者は少なかった。不満や意見を言うと誰に聞かれているかわからず、怖がっている様子だった。それでも「電気がない、水がない、治安も悪くなった。物価も2~5倍になり、このままでは生きていけない」と嘆く主婦もいた。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

カミシュリ市内の市場。トルコやイラクの国境に近い交通の要衝だったが、内戦の影響で輸送網は寸断され、物資はほとんど届かなくなった。女性たちに声をかけてみたが、口を開く者は少なかった。不満や意見を言うと誰に聞かれているかわからず、怖がっている様子だった。それでも「電気がない、水がない、治安も悪くなった。物価も2~5倍になり、このままでは生きていけない」と嘆く主婦もいた。(シリア・カミシュリ9月・玉本英子撮影)

ハサカ県ルメランには、ラッカなどISの支配地域から多くの避難民が逃げてきていた。全身を黒い布で覆うニカブで顔や体を隠した女性たちは「ISは怖い。誰も支持しない」と言う。(シリア・ルメラン9月・玉本撮影)

ハサカ県ルメランには、ラッカなどISの支配地域から多くの避難民が逃げてきていた。全身を黒い布で覆うニカブで顔や体を隠した女性たちは「ISは怖い。誰も支持しない」と言う。(シリア・ルメラン9月・玉本撮影)

薬局に並ぶ医薬品。薬の金額がサインペンで書きかえられていた。物資の多くは首都ダマスカスやアレッポから運ばれるが、IS支配地域の検問所を通る際、「税金」を徴収されたり、没収されたりする。そのため販売価格は定価の2~3倍に値上がりするという。(シリア・ルメラン9月・玉本英子撮影)

薬局に並ぶ医薬品。薬の金額がサインペンで書きかえられていた。物資の多くは首都ダマスカスやアレッポから運ばれるが、IS支配地域の検問所を通る際、「税金」を徴収されたり、没収されたりする。そのため販売価格は定価の2~3倍に値上がりするという。(シリア・ルメラン9月・玉本英子撮影)

 

(第2部了)第1部「イスラム国の迫害にさらされるヤズディ教徒・歴史・文化とあわせてお読みください)

<<< 第6回  

◆第1部「ヤズディ(ヤジディ)の習俗、文化、迫害の歴史」(1~7)一覧
◆第2部「イスラム国侵攻後のヤズディ居住地現地取材と女性拉致被害」(1~7) 一覧

★新着記事