イドリブ市内。住民生活は困窮し、電気は1日数時間で、生活・医療物資も不足している。(2019年8月・撮影:ジャベール・アル・バクリ)

警備の厳しいトルコへは行けず、親戚が反体制派に関わっていれば協力者とされ、投獄の恐れもあり住民は逃げられないという。(2019年8月・撮影:ジャベール・アル・バクリ)

私が一番心配なのは、現在妊娠8か月になる妻のことです。家から車で20分の場所に病院はあるのですが、設備が整っていません。病院がターゲットにもなっているので不安です。日々の出費や、空爆の心配…。心が安らぐ時はありません。

イドリブ南部では砲撃が続いています。それが、いつイドリブ市内に迫り、総攻撃が始まるか、逃げることができずに政府軍や民兵に捕まった住民は、報復されるのではないかと、おびえるばかりです。

日本の人たちに知ってもらいたいことは、不正義と独裁政権のもとで、子どもや女性ら住民が殺されている現実です。これまでのように世界の無関心が続けば、さらに多くの血が流れることでしょう。

イドリブは、反体制武装各派の勢力圏となってきた。アサド政権は「テロ組織」として掃討作戦を展開。衝突のはざまで多数の住民が犠牲に。(シャム解放機構・HTS映像)

イドリブ南部ハーン・シェイフンで7月、ロシア軍機が住宅地を爆撃。子ども5人と女性ら計8人が死亡。(2019年8月・撮影:ジャベール・アル・バクリ)