銀行の外貨両替窓口でも、「VISA Welcome」のシールがあちこちで貼られている。ならばとカードを差し出してみても、マリとトーゴでは、ノンと受け取ってもらえない。ナイジェリアの銀行では、ノンでもノーでもなく、窓口の美しい女性に「あ?(日本での「は?」に相当)」と言われた。通信エラーのメッセージよりも、結果は同じでもショックは大きい。まったくどこの銀行も、受け付けないのだったら、そのシール貼らなければいいのに。

銀行を訪れてVISAのマークを見るたびに悶々としていたのだが、カメルーンの銀行窓口の女性が、このシールの本当の意味を教えてくれた。それは、「当行のキャッシュカードを発行する際に、クレジット機能を付けることができますよ」の意だとのこと。それにしては、あまりに方々であのシールが貼られている。ひとつの真実を教えてくれたことには感謝だが、依然、すっきりとしない。

唯一、チャドの銀行ではなぜかカードからのキャッシングに対応してくれた。受付の男性が、パスポートとカードをもとに申請書類をパソコンで作成。プリントアウトしたものをフランスにFAXで送信。同日午後に再び銀行を訪れ、現金を手にすることができた。この申請プロセスを敬遠して、多くの銀行ではクレジットカードを受け付けなかったのだろうか…。

とにもかくにも、西・中部アフリカでのクレジットカード事情、決してウェルカムではないのであった。
写真は、マリの中央銀行。いくらなんでも巨大すぎて、間近で見ると不気味だ。全フロアが稼動しているとは到底思うことはできないが、中はキンキンに冷えているのだろうなぁ。