南坪鎮駅の駅舎。積荷の揚げ降ろしのためのスペースが広めに取ってあるようだ。前回現地を訪れた今年3月以降(下の写真)、周辺整備が進んでいないことが分かる。

南坪鎮駅の駅舎。積荷の揚げ降ろしのためのスペースが広めに取ってあるようだ。前回現地を訪れた今年3月以降(下の写真)、周辺整備が進んでいないことが分かる。

 

パク・ヨンミン記者が南坪鎮を訪れたのは7月5日。駅舎と思われる建物の外枠は完成し、駅前には車両の交換や荷の揚げ降ろしを行うための線路が円形に敷かれていた(和坪鉄道は単線)。数台の重機が駅舎周辺で工事を行っていたが、昨年5月に現地を訪れた際と比べると、工事の規模は明らかに小さくなっていた。

また、今年3月の訪問時からもさほど工事は進んでおらず、完成を急いでいるという印象は受けなかった。和龍市からの道中でも、高架の橋脚の設置はほぼ終わっているものの、線路自体の敷設がまだで、完成までには最低でもさらに数か月はかかるものと見て取れた。

工事現場付近の人々に工事が遅れている理由を尋ねてみた。すると返ってきたのが「工事の資金が担当官吏たちに横領されたため、昨年7月以降、資金不足に陥り、工事がはかどっていない」という答えだった。それ以上の詳しい事情は分からなかったのものの、現地でも工事の遅れは認識されているようだ。「和坪鉄道」建設予算は約150億円とされる。
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