(参考写真)豚肉を切り分ける商売人の女性たち。2012年11月北朝鮮北部の国境都市の市場で。撮影アジアプレス

「取り締まりで回収された豚肉が、建設現場に動員された人々に供給されており、防疫のためではなく、当局が肉が必要なので没収しているのだと、商売人たちは不満を口にしている」取材協力者はこのように述べた。

「アフリカ豚コレラ」ウイルスは、冷凍肉やハム、燻製品でも活性を保ち、生きている豚への感染源になる。感染すると致死率はほぼ100%といわれるが、人間には感染しない。日本の農林水産省によれば、昨年、中国で「アフリカ豚コレラ」の感染が確認された他、今年に入ってモンゴル、ベトナム、カンボジアなどでも感染が見つかっている。(カン・ジウォン/石丸次郎)

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

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