(参考写真)両江道のある病院の病室。患者が一人横になっている。2015年4月に撮影アジアプレス

◆当局は自宅療養者の仮病を調査

病院で治療を受けられない患者が大挙自宅に帰される中、当局は国営企業に対し、自宅治療のフリをして仮病で欠勤する従業員がいないか、厳しく監督せよと指示しているという。

「企業内に、本当に病気かどうかを確認する専任担当者を置いて、強制退院になった人の家も訪問して調査している。『見舞いではなく仮病チェックに来たのか』と患者の家族たちが反発し、喧嘩になることもある。

職場に出勤をしない者たちが社会主義に反する行動をする。党の方針の学習、生活総話(行動反省集会)、組織生活に参加しないから問題を起こすのだ、というのが当局の考えなのだ」

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

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