若者たちの恋愛事情
ワン:ギョンエは今までボーイフレンドいなかったの?
ギョンエ:好きだっていう人はいたけど......。だって普通は、親が全部決めて男を連れてくるでしょう。まだ子供のうちからボーイフレンドとつきあうなんて......。そんなことしたら近所の人や親に叱られます。

学生時代のそういうのって、みんなお遊びのひとつじゃないですか、それも一時的な。友達がみんなボーイフレンドいて、自分だけいないとか......、誕生日パーティーに行っても、みんな自分の彼氏と踊ったり、歌ったりするのに、自分はそうできないとか、私はあまり気になりません。みんなそれぞれ、自分の好きなようにしてるんだから。

ワン:誕生日に彼氏に何かプレゼントするということはあるの? 例えば万年筆とか。
ギョンエ:ええ、お互いにプレゼント用意するんですよ。男の子は彼女にネックレスを買って行くこともあるし......。特別親しい仲ならネックレスや指輪、時計なんかを買ってあげます。

ワン:そういうのにひとつずつ意味があるの?
ギョンエ:そうです。みんな意味があるの。女の子は彼氏にライターや時計をプレゼントします。時計は「同じ時を共に過ごすんだ」って意味なんです。

ワン:彼氏に何か買ってあげたことある?
ギョンエ:私ですか? 私の好きな子はタバコを吸うから、ライターを買ってあげました。ライターは好きな人に買ってあげるものなんです。写真を入れるアルバムもプレゼントしたなあ。

ワン:そうなんか。そんなこと知らずにライターをプレゼントしたりすると誤解されるかもしれないね。
ギョンエ:もし別に彼女がいたら大変ですよ。嫉妬しない者は女じゃないっていうくらい。

ワン:それも悪いことではないよ、自分を守るためだから。しかし、君たちの先生も、生徒の気持ちを理解するのは大変だろうな。
ギョンエ:気持ちをつかむなんて無理。お手上げでしょう。

ワン:女の人が彼氏にチョコレートをあげる日とか、男の人が女性にケーキをプレゼントする日とかはないのかい?
ギョンエ:そんなのありません。だって、自分があげたいときにプレゼントすればいいことだから......。

ワン:遊び(デート)にはどんなところへ行くんだい、若い恋人同士は。
ギョンエ:遊びに行くっていったって......。別に、ただ外で話をしたり、何時にどこそこで会おうとかって約束して会うんじゃないですか。

ワン:若い女の子にはみんな彼氏がいて、男の子たちにも彼女がいるのかい?
ギョンエ:親はどこもみんな反対するけど、それでもやめない。
「私は親は捨てられるけれど、彼氏だけは捨てられない」って言ってますよ。
私の知ってる子なんて、両方の親がお互い敵同士なんですよ。つまり家は合わないのに二人は愛し合ってるらしいんです。で、ある日、両方の親が反対するもんだから、ついに二人で家出しました。
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