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21日未明、テレビをじっと見ていた。米国のオバマ大統領の就任演説に集まった、連邦議会議事堂前から延々と続く聴衆の映像に圧倒されつつ、就任演説の中にもあった「多様性」を思った。

アフリカの国々においても、多様さと日々向かい合っている国がほとんどである。多様な民族が混在しながら、ひとつの国を成している。また、国境を跨ぐことが比較的容易な地域は多く、アフリカ域内の「外国人」と出会うことも日常的にある。

コートジボワールの首都アビジャンでのこと。バーの店主の女性と話をしながら、彼女自身はリベリア人であることを私に打ち明けた。自国での生活苦を逃れるためにコートジボワールにやってきたものの、ことごとくコートジボワール人から冷たくされたと嘆く。

リベリア人というだけで店探しは難しく、やっと借り受けた店も、現地の人よりも高額なテナント料を支払っているらしい。また、酒の仕入れルートもなかなか教えてもらえなかったという。

アフリカ系ヨーロッパ人も、現地の人々から見れば外国人である。漆黒の肌を見る限りではアフリカ人そのものの彼は、オランダ人。自分のルーツを自分の目で見たいと、アフリカ諸国を旅しながら、カメルーンのヤウンデまでやってきたところだった。
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