シンジャル山のふもと近くでは、住民が逃げる際に残した車や撤退したと見られるイラク軍の車両などがあちこちに放置されていた。道がなくなると、住民たちは車を捨て、徒歩で山に登った。（９月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影）
山の頂上付近には、行き場を失った住民たちがテントを張って暮らしていた。ふもとの町や村はイスラム国に制圧されたままだ。（2014年９月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影）
突然、町がイスラム国に制圧され、着の身、着のままで逃げてきたため家財道具も何も持ち出せなかった。木のほとんどない岩山の上で、夏は炎天下にさらされ、いまは冬の到来を前にしている。町も家も失い、女性たちは途方にくれていた。（2014年９月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影）
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