住民たちがシンジャル山へ逃げた6日後、イラク軍や英米軍が食料や水などを上空から投下した。飲料水のボトルにはUK aidの文字が見える。山のあちこちに残されていた。(9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)

住民たちがシンジャル山へ逃げた6日後、イラク軍や英米軍が食料や水などを上空から投下した。飲料水のボトルにはUK aidの文字が見える。山のあちこちに残されていた。(2014年9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)

シンジャル山に逃げたとき、離散した住民たちは携帯電話で家族の安否を確認したが、3日後にはほとんどのバッテリーが切れ、連絡手段を失った。英軍が投下した小型の太陽光発電機は、夜にライトとして使えるだけではなく、携帯電話の充電もでき、住民の貴重なライフラインのひとつとなった。(9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)

シンジャル山に逃げたとき、離散した住民たちは携帯電話で家族の安否を確認したが、3日後にはほとんどのバッテリーが切れ、連絡手段を失った。英軍が投下した小型の太陽光発電機は、夜にライトとして使えるだけではなく、携帯電話の充電もでき、住民の貴重なライフラインのひとつとなった。(2014年9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)

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◆第1部「ヤズディ(ヤジディ)の習俗、文化、迫害の歴史」(1~7)一覧
◆第2部「イスラム国侵攻後のヤズディ居住地現地取材と女性拉致被害」(1~7) 一覧

【ヤズディ教(ヤジディ教)】
ゾロアスター教の流れをくむといわれるが、イスラム教やキリスト教の影響も受けている。イラク、シリア、トルコなどにまたがる地域に暮らす。イラク国内には最も多く、およそ60万人が暮らし、クルド語を話す。フセイン政権下では迫害され、イラク戦争後はイスラム武装勢力から「邪教」として狙われてきた。ヤジディ教、エズディ教とも表記される。

 

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