◆他に何か言いたいことがあれば。
アリ：（イラク政府マリキ政権の）マリキ軍と戦うつもりが、（クルドの）ペシュメルガ部隊と戦うことになり、前線で捕まった。何のために戦ってきたのかと後悔している。アミール（司令官）のいとこは、まだIS側にいるが、私はジハードを信じることはできなかった。ISは必ず破綻する。でもそれがいつなのかはわからない。一番心配しているのは、今もモスルに残る家族だ。ISがモスルの携帯電話や地上電話、ネットの回線をすべて止めたので、連絡は取れない。息子のワリードは一歳半になる。会いたい...。
物価は高騰しているが、市民生活は営まれている。ＩＳは広報写真で平穏に市民が暮らしていることを強調している。衛星テレビは隠れて見れるものの電気の供給は限られていて、多くの市民は発電機を回して電気を得ている。携帯電話、地上電話、ネットもスパイを警戒するＩＳがすべて回線を止めている。IS映像より
ISは行政運営を始めており、公共工事も行っている。写真は道路清掃や舗装に雇用された市民の様子を伝えるIS宣伝映像。背後に見えるのはモスルの大モスク。モスル IS映像より
IS支配地域では、女性は外出時は黒いヘジャブをかぶらなければならなくなった。着用しないと処罰される。写真はニナワのヘジャブ工場の様子。「女性たちに無料で配布」としている。IS映像より
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