◆警察が民家を捜索

中国との国境地帯も厳戒態勢が敷かれているとして、北部両江道(リャンガンド)の取材協力者は次のように伝えてきた。

「中国との国境では警備隊の巡察回数を大幅に増やし、軍人たちは部隊からの外出が禁じられた。国境都市では保安(警察)と保衛(秘密警察)の要員が、民家に捜索に入り許可証を持たない市外の人間を検挙している」

祝日の9月9日は、例年、全住民対象にコメや酒などの「特別配給」が行われるが、今年は3日の時点でなんの知らせもないという。国際社会から制裁を受けている北朝鮮では、今年に入って経済悪化が深刻化しており、「特別配給」が見送られる可能性もある。

特別警備は15日まで続くと当局は住民に説明している。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平国家主席の訪朝は、建国記念日後になると見られており、特別警備期間が長いことと関連している可能性がある。