◆「検査済み」記載は本当か

しかし、同省の担当者は「分析結果は掲載されていませんでした」とも明かす。同省が委託した分析ではアスベストを検出していることから実際には分析や認証が実施されていない可能性もありそうだ。

両出品者の当該製品販売ページは1月31日にはすでに削除されており、確認できなかった。

アマゾン以外のインターネット通販サイトでも売られていた可能性があり、同省が「確認中」。販売数はアマゾンだけで2製品合わせて「数百くらい」(同)としている。

自主回収について関係者から発表はなく、同省が「確認中」の状況だ。

2月1日、アマゾンジャパンに電話取材したところ、自主回収について「関係者と検討中。対応方針が決まりましたらお客様にご連絡させていただく」と答えた。

同社は「珪藻土マットに関しては安全性の確保に努めており、安全性の確認が取れないものや安全性に問題があれば販売を中止いたします」と説明している。

JASKIVIに対してはアマゾンの販売者情報ページから電子メールで問い合わせているが、2月2日午後9時現在、返信はない。KMJについては連絡先の確認ができていない。

現状では関係者からアスベストの検出原因について情報はない。そのため「検査済み」との表記が虚偽なのか、それとも分析ミスによるものなのかなど詳細はわかっていない。ネット通販サイトで「検査済み」などと記載されていても単純に信用するわけにいかなそうである。

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