つい先日も、現在5000のサイトがフィルタリングの対象となっていると新聞で報じられた。ADSLなどによって、海外のニュース番組をストリームミングしたり、ファイル交換ソフトで海外の映画や映像を大量にダウンロードしたりしてほしくないのは当然だ。

いずれにせよイランでは、ADSLと言っても、料金に見合ったサービスはまだ期待できないのだと諦めながら、イランのインターネット会社としては最大手であるパルスオンラインに契約を申し込んだ。10日ほどすると、出張サービスの若者がモデムの設置と各種設定のために我が家を訪れた。

30分ほどで設定が終わり、ネットに繋いで見ると、128kbpsのなんと早く感じることか。いままで諦めていたプログラムやソフトの更新作業もすいすいできる。これは導入して正解だった。

現在イランでは、ネットカフェはもちろん、企業や大学などでもADSLを導入しているところが珍しくない。家庭へのパソコンの普及率も、正確なデータはないが、今はやりの薄型大画面テレビよりはずっと普及しているはずである。

今後、ADSL事業に参入する企業が増え、各社が料金プランでしのぎを削れば、よりインターネットは庶民にとって身近なメディアとなるだろう。その結果、衛星放送の取締りが無意味なものとなり、衛星放送の解禁、さらには民間によるラジオ局やテレビ局の創設といった、メディア改革も進んでゆくかもしれない。