これはロシア軍。訓練にドローン対策のクレー射撃を導入。このほかにも、ケーブルに吊るした模擬標的を散弾銃で撃っている。(2026年3月・ロシア国防省映像)リース操縦士は、近い将来のこととしてこう予測した。
「いずれ兵士が前線付近にドローンを置いてくるだけでよくなって、キーウなど遠くの都市部からでも操縦できるようになるはずだ。さらに、人間の操縦そのものが不要で、すべてAIによる完全自律の小型ドローンも出てくるだろう」
AIに「標的」と判定された人間が、AI操作の自律型ドローンに殺される時代を私たちは迎えようとしている。
つづく>>>3/4<ウクライナ東部・兵士の肖像(12)>無線・有線ドローン複合戦術・第28独立機械化旅団(写真12枚)
第24旅団がロシア軍から鹵獲した有線式光ファイバードローン「ノヴゴロドのヴァンダル公」(KVN)。プリント基板に使われるような板の分厚い形状のエポキシ樹脂積層樹脂板を打ち抜いて成型。黄色や緑の筐体がある。本体の黒いモジュールボックスは3Dプリンタで作られ、量産化がはかられていた。(2025年6月・ドネツク州前線・撮影・玉本英子)
ウクライナ軍に投降しようとした2人のロシア兵。その背後から、ロシア軍のドローンが突っ込んで投降を企てる自軍兵士を殺害。前方のロシア兵のみウクライナ軍陣地にたどり着き、捕虜となった。味方の逃亡阻止にまでドローンが使われる。(2026年3月・ウクライナ軍・第24独立機械化旅団公表写真)
ロシア軍が導入したAI搭載ドローン ZALA社のZ-20。赤の広場の軍事パレードでも公開された。映像はZ-20をウクライナ軍ドローンが撃墜する様子。ロシア軍、ウクライナ軍の双方でAIドローンの開発が進む。(2025年・ウクライナ軍・第63独立機械化旅団公表映像)
※ 取材時から少し時間が経過しての掲載ですが、部隊配置などの情報を考慮して時間差が出ています。また任務中の兵士はフルネームが出せない場合があり、兵士のコールサイン(ポズブノイ)名で表記することがあります。
■【連載】<ウクライナ東部>兵士の肖像の記事一覧