ノウルーズの飾りつけ「ハフトスィーン」。各家庭で趣向を凝らしている。

ノウルーズの飾りつけ「ハフトスィーン」。各家庭で趣向を凝らしている。

 

◆イラン正月「ノウルーズ」(下)
国営テレビではカウントダウンが始まる。3、2、1、そして国歌が流れると、画面には「新年おめでとう」の文字が躍る。太陽が春分点を通過し、新年が幕を開けた瞬間だ。
年明けとともに、若者はお祝いのショートメッセージを一斉送信し、大人たちは電話をかけ始める。かける相手は、まず自分の両親、兄弟、次に親族の最年長者・・・・・・。年長者の家では電話が鳴りっぱなしになる。

ノウルーズの飾りつけ「ハフトスィーン」。各家庭で趣向を凝らしている。年長者としては、元旦の最初にかかってくる電話は、自分の子供や孫からであってほしい。それが遠い親戚からの電話だったりすると、新年早々ひどくがっかりする。そういうことにならないよう、年明け前に、子供や孫に真っ先に電話をかけてよこすよう言い含めておく年寄りもいるという。

電話回線がようやく落ち着きを取り戻す頃、ノウルーズの恒例行事、年初回りが始まる。親族や親しい友人の家を訪問し合うものだが、これもまず両親や祖父母など年長者の家を訪問することから始める。

私たち夫婦もノウルーズ2日目から、家族ぐるみでお付き合いしている友人宅への訪問を開始した。

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