オリーブ収穫の季節はもう終わりです。生活を切り詰めながら、わずかに貯めたお金が底をつけば、マカロニ、油などのわずかな支援物資だけで食べつなぐしかありません。いまは一日2食です。どんなものを食べているか写真でわかると思います。豊かなシリア料理を知っている人は、たったこれだけと驚くことでしょう。

◆一日2食、避難民女性ファウジアさんの食事写真

朝食は午前11時。オリーブの実と少しのトマトペースト、オイルと香辛料(クミン)をホブス(平たいパン)1枚につけて食べる。(12月中旬バティティーヤにて・アブドゥル・サラム撮影)

夜ご飯は日が暮れる夕方5時ごろ。西洋ネギの煮込みと、それにかけるレモン、ラディシュとホブス。(12月中旬バティティーヤにて・アブドゥル・サラム撮影)

避難から1年以上がたち、強風でテントが破れるなどしているという。高齢の母が冬の寒さを乗り切れるかファウジアさんは心配している。(12月上旬バティティーヤにて・ムハンマド・アル・アスマール撮影)

キャンプに電気は通っていません。ソーラーパネルをテントの前に置いています。イドリブの冬は曇りの日が続くので、使える電気は少しだけ。夜にテントの中をかすかに照らすぐらいです。水はテントの近くに給水タンクがあるので、そこへ汲みに行きます。冬にはもっと厳しさが増すでしょう。

昨年9月にバティティーヤに設置された「アル・ハタ避難民キャンプ」には現在、225世帯・1500人が滞在。複数の国際人道機関が、地元団体を通じて支援している。(12月上旬・ムハンマド・アル・アスマール撮影)

◆生活苦に厳しさ増す冬が追い打ち

テント生活がどんなものなのか、住んだ人でないと分からないでしょう。コンクリートの建物に住んでいる人たちが本当にうらやましい。というか、これまでそんなこと考えたこともなかった。

私は携帯電話を持っていないし、テレビもない。じっとしていると辛くなるので、部屋を何度も掃除したり、近くのテントに暮らす女性たちとおしゃべりしたりして気を紛らわせようとしています。アサド政権がなくなり平和になって、村へ帰れますようにと神様に毎日お祈りしていますが、家は破壊されたと聞いたので、私に帰る場所はないと思います。

イドリブ南部アル・タハとジャルナズ一帯の反体制派に向け、砲撃を加えるシリア政府軍(2020年1月:SANA通信映像より引用)