2009年イラン大統領選挙結果に抗議してアザディー広場を埋める群衆。(筆者撮影2009/6)


◆「アラブの春」とイランの抗議運動(下)

一旦は収束したかに見えたイランの抗議デモは、2011年に入って次々と長期独裁政権の崩壊を見たアラブ諸国の民主化運動に触発され、同年2月から再び勢いを取り戻しつつあった。

2月14日に大規模な抗議デモを行った直後、改革派グループは、政府により自宅で監禁されている改革派の二人の指導者ムーサヴィー元首相とキャッルービー元国会議長が逮捕されたと発表し、「抗議の火曜日」と称して毎週火曜にデモを行うよう市民に呼びかけた。3月1日(火)の抗議デモを経て、3月8日、この日は「国際婦人デー」とも重なるため、2009年6月の大統領選挙後の一連の騒乱で我が子を失った母親たちがデモ行進に参加すると発表されていた。

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