ロシア軍国防省が公開したドローン操縦兵養成の映像。「これなら自分も簡単にできそう」と思わせる映像は、契約志願兵の募集に使われることも。実際には過酷な前線の歩兵部隊に送られる例もあるという。(2023年10月・ロシア国防省映像)

バンデラ操縦士は語る。 「ドローンの時代とはいえ、兵士がいなければドローンはどこにも行くことも、飛ぶこともできない。戦線を維持するには兵士が必要だ。だがそれが不足している。ウクライナのためにアメリカや、ほかの誰かがこの戦争を解決し、合意をしてくれるなどと当てにすべきじゃない。“裏取引”による戦争終結という幻想を抱いている間にも、戦況は厳しくなっている。結局は自分たちの手で何とかしなければならない」 激しい攻防が続くなか、ロシア軍は、着実に占領地域を広げつつある。

「家族はいまも心配しているが、自分の選択を尊重してくれている」と話すバンデラ操縦士。(2025年6月・ドネツク州前線・撮影・玉本英子)
前線地帯を飛び交う使い捨ての有線自爆ドローンはおびただしい数の光ファイバーケーブルを残す。野鳥の巣の材料にもなっているようだ。左は兵士がSNSに投稿した鳥の巣の写真。右は太陽光に反射してきらめく光ファイバーケーブル。(左:2025年6月・第12アゾフ特殊部隊旅団写真/右:2025年12月・第63独立機械化旅団映像)

ロシア軍ドローンから逃れようと車から逃げるウクライナ兵。たいてい狙われるのはまず車両で、その次が兵士。第2波、3波と連続攻撃もある。車両のルーフに無線妨害装置(ジャマー)が付いているが、有線ドローンにはジャマーは効かない。(2025年10月・ロシア国防省映像)
これもロシア軍ドローンがウクライナ兵を狙う映像。「茂みに逃げろ」とはいうものの、有線式ドローンは信号が途切れないので木々が並ぶ林や茂みにまで入ってくることもある。プロペラがひっかかりそうな場所でも、手慣れたオペレーターであれば追跡してくる。(2025年9月・ロシア軍映像)
第28独立機械化旅団は、激戦地コスチャンティニウカ(コンスタンチノフカ)の攻防戦を戦っている。地図は2026年1月上旬時点の状況。(地図作成・アジアプレス)

※ 取材時から少し時間が経過しての掲載ですが、部隊配置などの情報を考慮して時間差が出ています。また任務中の兵士はフルネームが出せない場合があり、兵士のコールサイン(ポズブノイ)名で表記することがあります。

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