
◆「あとは神に祈れ」
前線地帯で小型自爆ドローンに狙われたらどうすればいいのか。「散弾銃で撃ち落とせないなら、茂みに駆け込め、あとは神に祈れ」と兵士は話す。兵士たちが直面するドローン戦の現状を、第28独立機械化旅団の前線拠点で聞いた。全4回 4/4(取材・写真:玉本英子・アジアプレス)


◆強風と雨、霧に弱い
前々回の記事で別旅団の操縦士は攻撃成功率を8割と話したが、第28旅団のバンデラ操縦士(20)の場合は、6~7割ほどだという。標的が車両の速度や大砲の位置によって成功率が変わり、天候にも左右されると話す。 「いちばん影響を受けるのが天候だ。強風だと機体が風に流される。雨だと電子回路に水が入ってショートする。冷え込んだ霧の日は自機の位置がわからなくなる上に、カメラが水滴や霜で曇って何も見えなくなる。これはロシア軍側のドローン部隊も同じだ。だからといって、霧が立ち込めると塹壕の兵士が一休みできるわけじゃない。双方とも敵機の動きが鈍るから、移動や補給に大忙しになる」

























